傘をひらいて、空を

伝聞と嘘とほんとうの話。

2010-05-30から1日間の記事一覧

少し忘れた

彼女の息子は私と目があってもお母さんのスカートの後ろに隠れようとしなくなった。初対面から一時間、それなりに認知されたようだ。彼女はそうねもう大丈夫かな、ちょっとだけ見ててもらってもいい、と言った。もちろんと私はこたえた。 五歳になったばかり…